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ワーク・エンゲージメントの高め方の具体的な手段
ワーク・エンゲージメントの高め方ってどうすればいいのでしょうか?
じわりじわりとワーク・エンゲージメントについて知識が広がってきたところですが、今回も一緒に考えていきましょう。
「ワーク・エンゲージメントを高めるにはどうすればいいのでしょうか。」
この問いには、2通りの答えが用意されています。
- 組織に向けた方策
- 個人に向けた方策
例えば、みなさんも何かしらやられていたはずの「習い事」を例に考えてみます。
サッカーが楽しかった!とか、僕の場合だと空手が楽しい!といかいう思い出(またはその逆の「楽しくなかった」)は1つや2つあるでしょう。
その「楽しい」という思い出の隣には、競技自体に没頭する楽しさと、仲間と一緒に何かを成し遂げる楽しさがあったはずです。
ワーク・エンゲージメントも、働くことへの「活力」「熱意」「没頭」ですので、習い事へのエンゲージメントに同じです。
ということは、ワーク・エンゲージメントを高低を左右する要素に、個人と組織(仲間や環境)があるというのは理解いただけるはずです。
組織に対するアプローチは様々あり、人数や職場のレイアウトなどによって方策が変わってきますので、おいおい解説していきます。
個人へのアプローチ方法を考えます。
まず、ワーク・エンゲージメントの土台部分に「心理的資本」があります。
「資本」というといかにも経営学の領域を示す言葉ですが、そうなんです。
経済的資本、人的資本、社会関係資本といったように、経営学領域で使われます。
ポジティブで前向きな姿勢で仕事に向かうと、生産性が向上することがわかっていますので、労働者の心理的な状態は、企業にとっては資本となります。
「心理的資本」は4つで構成されています。
次回、1つ1つみていきましょう。
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