ワーク・エンゲージメントとは?(1)

ワーク・エンゲージメントに関してなのですがいきなり、問いです。

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「日々、あなたの働きを支えているものはなにですか?」

う〜ん、なんじゃそりゃ??ですよね 笑

人によっても状況によっても切り口によっても答えは違ってくるでしょう。

家族・お客さん・同僚といったステークホルダーや

有名企業に勤めているという社会的名声といった所属集団に関わる感情や認知

はたまた、お金・時間・体・とった自己の欲求や資源に目を向ける方もいるでしょう

今回は「心」に焦点を当てて、問いについて考えていきます。

「心」に焦点を当てると、あなたが働けているのは、あなたの「心」が安定しているからという結論に辿り着くのです。

よく聞く「働きがい」とは「働く」に対する肯定的な認知

ワーク・エンゲージメントの近い言葉で「働きがい」というものがありますね。

私が教員の頃、何度も「教えがいがあった」という場面に巡り合いました。

子供たちの「できた」「わかった」の瞬間に立ち会えると「教えがいがあるな〜」と思うのです。

そうなると仕事が楽しくなるし子供たちの「できた」の表情がもう一度見たい!という思いが自身を突き動かします。

「働く」ことを非常に肯定的に捉えているのです。

職種は違えで、皆さんも似た状況で「働きがい」が高まる瞬間は何度もあったはずです。

大切なのは「心」の重要性、役割です。

働きがいとは、職務の内容にもよるのですが、働きがいがあるかどうかを認知しているのは、私たちの「心」ということになるからです。

ワーク・エンゲージメントとは

少し勿体ぶってしまいましたが、働きがいってのは働く人の心の状態なんだよということがわかると、個人・組織・環境といったアプローチの仕方も見えてきます。

さて、肝心のワーク・エンゲージメントですが厚生労働省の資料を参考に述べさせてもらうと

オランダ・ユトレヒト大学のSchaufeli 教授らが提唱した概念 であり、「仕事から活力を得ていきいきとしている」(活力)、「仕事に誇りとやりがいを感じている」 (熱意)、「仕事に熱心に取り組んでいる」(没頭)の3つが揃った状態として定義

2019年(令和元年)版労働経済白書より

「活力」「熱意」「没頭」というのがいかにも心理状態を表しそうな言葉ですね。

現場のマネジャークラスの方々は「そうそう、今の若い奴らにも、そういった気持ちで仕事に臨んでもらいたいものだ!」とお思いになるかもしれませんし、若い社員の方は「そうだ!上司ももっと僕らみたいに情熱的に仕事してほしい」と思うでしょう。笑

定義を見て、みなさんはどんなことを、もしくはどんな人のことを思い浮かべられますか?

「あの時は自分も」といった過去や「あの人の働き方のことだ」と人と比較することがほとんどでしょう。

では、その時の自分、もしくはその人の働き方は何が特徴的なのでしょうか。

そして、ワーク・エンゲージメントが高まると何がいいのでしょうか。

また次回、続きを考えていきましょう。

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