【メルマガを発行しました】260305号

お世話になっている方々に、メルマガを定期的に(というか不定期というか、、、)発行しています。

一部、こちらでご紹介いたします。

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【娘の受験ドタバタ記から考えた『「能力」とは何か』について】

2月に公表された、今後の障害者雇用に関する報告書。お読みになられた方もいらっしゃるかもしれません。

「今後の障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会」報告書

その名の通り、「今後の障害者雇用について国としてはこう考えていますよ」という報告書です。

テーマの1つに、障がい者雇用の「質」向上への取り組みがあります。

各企業がこれまで以上に「質」を考えていくよう、ガイドラインを創設して促していくという議論もされています。

そしてそこには、「能力」や「能力発揮」という言葉が何度も出てきます。

「能力」という言葉を私自身もよく使うのですが、ここで用いられる「能力」が何を指しているのかについて、最近、高校受験を戦い終えた娘の受験記をもとに考えました。

○「能力」という言葉

決まった定義はないようですが、日経連(現 経団連)は

”体力、適正、知識、経験、性格、意欲の掛け合わせ”

と示しました。

「広い概念だな〜」と思いつつも、現実味のあるものではないでしょうか。

私でいうと、以前の教職と現在の経営者かつ障がい者雇用の専門家という仕事とでは、活かせる「能力」というか、各要素への配分が若干違っています。

色々まとめると、以下のことがわかります。

・個別の能力が0かマイナスでない限り、「能力発揮」は可能

・「能力」とは、後天的に伸ばしていけるもの

・環境によって、生かせる「能力」は違ってくる

だからこそ、「能力」を広く捉える必要があるんだなと思いました。

○娘の受験から気づいたこと

ご存じの方もいてくれてるのかなと思いますが、長女は(次女もですが)書道が得意です。

そんな長女は、ある学校の自己推薦枠に書道の実績を携えて受験し、合格をいただきました。

一般入試では到底手の届かない超難関校でしたので、自己推薦枠の存在はご縁というか巡り合わせというか、好運でした。

その学校の入試要項(自己推薦枠の趣旨)にはこう書かれています。

”文化・芸術の分野であれ、スポーツの分野であれ、語学においてでも学問においてでも、一つのことに打ち込み、粘り強く努力を続け、何らかの成果を得た者には、そこに至る過程で身につけた「何か」があるはずです。本学院は、この「何か」を重んじます。”

超ハイレベルで高倍率な一般入試を勝ち抜き、「学力」という確かな力をもった人たちと、「何か」という目に見えないものをもつ人たちが、4月から同じ学舎に集う。

素人目には「勉強ついていけるのか?」と感じてしまいますが、実際にこの選抜方式が長年あり続けることからも「何か」が入学後の「目に見える能力」として花咲いているんだろうなとも思いました。

先ほど記したことに話を繋げると、

・「能力」とは後天的に伸ばしていけるもの

という強い信念がその学校にはあるような気もしますし、もう1つ「能力」に要素を付け足せるなら「可能性」もあるのかなと思いました。

○「能力発揮」に大事な視点

さて、今後の障がい者雇用に話を戻します。

「能力発揮」に向けた「能力」とは、広い概念ということは

・誰にでも何かしらの能力がある

と捉えることもできる一方で、

・その人の「能力」を特定するのは難しい

という課題もあります。

実際、国の調査でも、障がいのある方の多くが「周囲の役に立ちたい」「自分の能力を発揮したい」と強く望んでいることが示されています。

その意欲に応えられる環境をどう作るか、が企業側に問われています。

また、環境によって活かせる「能力」が違うということは

・この場で必要な「能力」は何か

が明らかなほど、力を発揮しやすくなるはずです。

だからこそ、会社として取り組むべきことが見えてきます。

会社としては

・業務上必要な「能力」を明らかにする

・発揮すべき「能力」を本人と一緒に考える

・本人が自分の能力を理解し、発揮できるよう継続的に支える

といったことでしょう。

「障がい者雇用」は「業務の切り出し」と結びつけて考えるケースを多く聞きますが、せっかく切り出した「業務」がその人にマッチするかは、「能力」を一緒に見出して、発揮できるように伸ばしていけるかどうかにかかっています。

だとすると、「能力」について考えることがまず先なんだろうなとも思いました。

○おわりに

私も、新卒生研修や新任マネージャー研修、受入部門向け研修など、会社・本人とさまざまな角度から「能力発揮」につながるご支援をさせてもらっています。

真摯にお取り組みの会社さんは、障がい者雇用自体の「可能性」を信じて、お取り組みになっています。

まさに「何か」を形にされようとされているんだなと思いますし、私も強く共感しながら、誠心誠意ご支援させてもらっています。

障がい者雇用における『能力発揮』について考えたいと思われる方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。一緒に考えさせてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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