月1回、オンラインで仲間を集めて勉強会を主催しています。その名も「にちようさはんじ」
自分が学んだことや感じたことをつらつらとお伝えする「独り言」ならぬ「独り考」なのですが、毎回ご参加くださる方々には本当に感謝です。
今回は「支援」について考えました。今更ながらなのですが、自分自身「支援」をする側としていろんな場面に関わらせて頂いていますが、振り返ると実に多義的に「支援」という言葉を用いていたなと感じております。
勉強会の最初に、「支援ってどんなイメージですか?」と問うと
ある方から「3割ぐらいで導く」という言葉をもらいました。
これは本質をとらえた良い言葉だなと思いました。ありがとうございます!!
本論でもふれましたらが、支援は「相手の意図があっての二次的な行為」という特徴があります。
押し付けではないということですが、良かれと思って結構「押付け」てしまうこともあるのかなと。
以下、内容を抜粋してお伝えします。
※本テーマは「支援の定義と支援論の必要性」(小橋,飯島,1997)を参考に考察いたしました。
支援とは
•他者の意図を持った行為に対する働きかけであり、その意図を理解し、その行為の質の改善、維持あるいは行為の達成を目指すもの(支援基礎論研究会,1995)
支援の特徴
A)意図的である
▷相手の行動をよりよくするための、意図した手助け・行為
B)二次的である
▷相手がやっていること(一次的)に付け加える(二次的)行為
C)知識に依存する
▷支援者/被支援者の知識や経験によって支援の巧みさ、稚拙さが分かれる
支援の失敗
a)受容の問題
▷何らかの理由で実践者に受容されない
b)評価の問題
▷支援によって何がどのくらい変化すればいいか、評価方法がない
c)効果のフィードバックの問題
▷約束された効果がなかなか現れない
d)効果の消滅の問題
▷最初は効果があったが、時間の経過と共に劣化する
e)副作用の問題
▷効果の一方で、望ましくない副次的効果が発生する
まとめ
•支援者は、被支援者の意図や目的を理解し、支援するという意図をもって、知識に裏付けられた支援を行う
•被支援者が目的や手段を明確にすることを助けることも重要
感想
•「支援を要する状況か」を考えることが支援のスタート
•相手がやりたいこと、やっていること(目的、手段)を窺う
•余計なお世話になってないか、立ち止まる
いつも参加くださる皆さん、ほんまにありがとうございます!!
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