「LEO」についてご紹介します(1)
目次
初めまして。
埼玉県北部で、組織コンサルタントと研修講師をしています。
レオ・マネジメントサポート代表の汐中と申します。
本コラムでは、産業メンタルヘルスに関する情報発信、組織論や経営論など学術的な知見の共有などをお伝えしていきます。
最初の投稿ですので、今回は「LEO」について、自己紹介がてらお話しさせてください。
LEOとは
ラテン語で「ライオン」を表ます。
ちなみにロゴは、わたしの大学・大学院のバンドサークルの仲間(現:大学准教授)と、彼のゼミ生が作ってくれました。ありがとう 涙
ライオン(=獅子)は、「眠れる獅子」という言葉が示す通り、本来の力をここぞの場面でしか発揮しない習性があります。
これには2つの意味があると考えます。1つは、本来の力を出す必要性がない、という意味です。
ライオンは権威の象徴です。その姿形をみて、他の生き物は一瞬で脅威と認知します。
これはつまり、本来備わった能力以上の振る舞いを行う必要がないことを表しています。
2つは、本来の力を出したくても出せない、という意味です。
ライオンには「プライド」と呼ばれる群れを成す習性があります。
プライドではそれぞれの役割が明確です。役割が明確であるということは、自分の役割以外の行動はプライドにおいてタブーです。
本来備わっている洞察力、捕獲力、瞬発力など、能力やセンスの「伸びしろ」を眠らせてしまうことになるのです。
みなさんの属される組織でも、後者の意味で働く意義を見つけられない方々がいらっしゃるのではないでしょうか。あるいは、みなさん自身が。
わたしのミッションは、メンタルヘルス教育、健康経営、従業員エンゲージメント、労働CSRといった「人的資本経営」のサポートです。
従業員の方に働く意義を見つけていただくことで、組織が強くとの想いです。
そこに至ったのは、自分自身の経験が根幹にあります。
元教員からの起業
私は地元の広島、都内、埼玉と三都県に渡り18年間教職に就いた後、起業しました。
キャリアのスタートは、地元広島。
大学院修了後、地元で働きたいという思いから、1年間だけ非常勤講師を務めました。
東京都の教員採用試験に合格後は、足立区と文京区で計8年間小学校教員として教壇に立った後、妻の独立起業に伴い、妻の出身地である埼玉県北部に移住しました。
埼玉県の教員採用試験合格後、特別支援学校に9年間勤めました。
教員人生の18年間は様々な出来事がありつつも、同僚にも、クラスの子にも、親御さんにも大変恵まれ、有意義な時間を過ごさせてもらいました。
しかし「教員以外の生き方ってどんなんじゃろ」(基本、私は広島弁です 笑)という自分への問いかけのような人生への問いかけのような想いが時折顔を出してもいました。
私は教育が大好きです。教員を卒業した今も変わりません。
人に何かを教えるとか、伝えるという行為が、伝える相手の「わかった!」「おもしろい!」に繋がった瞬間の喜びは格別でした。
一方で、私自身がもっと視野を広め、究極的には生き方を拡げていくことが教育者としての一つの姿かたちなのでは?という沸々とした感情が込み上げてもきていました。
呼び覚ますきっかけは資格試験
私はコンサルタント・研修講師をやっておりますが、資格として中小企業診断士・公認心理師を保有しています。
ビジネスと対極の教育業界に身を置いていた折り、視野を広める意味と、興味関心が深い領域を掘り下げたいという意味で、診断士と心理師試験に挑みました。
教員としてのキャリアを重ねる中で、偉そうな言い方ですが「ある程度の成長」を感じていました。
後輩を教育する立場となり、県の研修でも講師を務めるようにもなり、自分の限界値に達したような気になったのです。
「自分はもう限界なんだ」といった認知の歪みが発生してしまいました。
資格取得の勉強は、全く知らない世界に触れられて非常に楽しかったです。
ビジネス領域という、教育現場とは一線を画す知見を深めることで、教育の良さや意義を再確認できました。
私はまさに「これだ」と感じました。
今の環境を外から眺め、意味づけをしてあげると、働く意義がわかる。
私の中の「眠れる獅子」が目覚めた瞬間でした。
今回はここまで!
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