人生初の「能」へ

これまで全く触れることのなかった領域ですが、きっかけを頂き「何かのご縁かも」と、人生初の「能」を味わいに銀座へ行ってきました。

結論から言うと「めちゃ良かった」です。

ど素人ながら楽しめました。

感動を3つ挙げろと言われたら、「声」と「所作」と「息」です。

「声」

身体全体を震わせているかのような伸びと重厚感のある独特な発声。脇に座って歌う8人の歌い手(なんて言うの?)の人たちの声色が1つに重なり合う一体感は、演者を引き立てていました。僕は親戚がお寺が多いので、小さい頃からお経を聴く機会が多かったのですが、抑揚と声色がどこかお経っぽくてノスタルジックにもなりました。

「所作」

とにかく美しい。

長く空手をやっているのでついつい、足の運びや立ち方に目がいきますが、ゆったりした動きの中に力強さを感じました。

空手でも「型」(形)もそうですが、ゆったりした動きほど、誤魔化しが効かないです。袴や着物で部分に「剛」を感じました。

また、後ろの方で太鼓(っていうのか?)を叩く人たちの動きもしなやかでキレもあり美しいなぁと思いました。

「息」

「息」の読み方というのか、皆の声も所作もいきがぴったり。

お面を被った2人の声も動きも揃う。周りの歌う人と奏者も息がぴったり。ほんまに芸術でした。

ちなみに、ツレ、シテ、ワキという言葉初めて聞きましたが「俺のツレ」とか言う時の「ツレ」って能の言葉だったのか?!と40数年生きてきて初めて知りました。

いや~、面白かった。

残念ながら家庭の事情で途中で熊谷に帰国してしまいましたが、非常にいい時間でした。

ありがとうございました!

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