「行動障害勉強会〜応用行動分析学(ABA)は行動障害をどう理解するか〜」にオンラインで参加しました。https://kbs-lab-seminar14.peatix.com/
差し障りのないと思われる範囲で学びを共有させてもらいます。
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・行動障害_福祉関係、問題行動_一般的、行動問題_教育領域、チャレンジング行動_(意味)問題の多い状況に対する適応的な反応。支援には英知の結集が必要
○行動分析学の行動の捉え方
・行動は人と環境の相互作用。
・行動障害は人と環境の相互作用の不調和
○ABAの「行動」理解
・三項随伴性=ABC分析
・先行事象→行動→後続事象
・(園山モデル)先行事象(弁別刺激、状況事象、確立操作)→行動→結果事象(強化子、弱化子) 行動の歴史(生活史)
・行動には「型」と「機能」の二面がある
・「型」=行動の物理的側面、「機能」=行動の目的・理由
・「機能」は適切でも「型」が不適切な場合がある
・1982年Iwataらの「機能的分析」以降から、適切な行動を増やす(建設的対応)が主流に。
○Iwataら(1982)の研究
先行事象と後続事象を組み合わせた実験
①社会的非承認条件(注目要求の機能)
②学習指示条件(逃避の機能)
③一人条件(感覚刺激による自動強化の機能)
④自由遊び条件(統制条件)
・自傷行動(型)は同じでも、機能が異なる
・行動障害にも状況事象が関与。生理的状況、社会的状況、物理的状況。
○支援の観点
・事後的対応、予防的対応、建設的対応に分けられる
・建設的対応=行動障害が生起せず、適切行動が生起することが最も重要
・適切行動が生起しやす環境設定、強化される環境設定、適切行動の形成。
・微視的視点と巨視的視点。
・巨視的視点は生活全体
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事例を踏まえた具体的な学びでしたので、分かりやすく、理解が進みました。何より、園山先生の穏やかな語り口が学びを促進してくれました。ありがとうございました!
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