日本障害フォーラム(JDF)さんが主催の「欧州アクセリビリティ法が拓く未来」と銘打たれたセミナーに会場参加してきました。
https://www.normanet.ne.jp/~jdf/seminar/20240228/index.html
会場は参議院議員会館でした。午前中は青山で仕事をしていたので、歩いて永田町まで向かいました。
講演では、ハンガリー首相府大臣付顧問のDr.ラースロー・ロヴァーシ先生から欧州アクセシビリティ法の概要と位置付け、本法が拓く未来像などについてお話をもらいました。差し障りのないと思われる範囲でメモを共有すると
・法律の位置付けとしては、EUの指令であり、国際的な市場における商品・サービスを「障壁」を除去した統一的な機能をもつためのもの。
・実施はEU加盟国レベル。モニタリングも各国で行う。実施状況のモニタリングはEUが行う。
・2019年に成立。デッドラインが2025年6月。
・ウェアラブルの日常活用、安全な侵襲型機器、AIとロボット工学といった視点で今後の展望を考える。
・高齢化社会とアクセシビリティという視点で、日本の技術は好事例を提供するはず。
といった内容でした。
アクセシビリティに関しては合理的配慮の義務化により、日本でも今後議論が高まるでしょうが、EUの動向を見守りつつ、よりよい世界につながるといいです。
余談:セミナーが終わった後、国会図書館にて資料閲覧&仕事をしました。外に出るとすっかり夜の帷が下りていましたが素敵な街並みでした。
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