OTD研究会に参加しました/学びの記録 20241011
2024年第3回のOTD研究会(アカデミア)にオンライン参加しました。https://otd0507.org/studygroup
講師は東京大学総合文化研究科の清水晶子先生でした。学びになった部分を差し障りないと思われる範囲で記録しておきます。
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○インターセクショナリティ(交差性)
・(ものすごく簡単にまとめれば)女性に男性と同等の権利と尊厳とを認め、それを妨げる法的・社会的・経済的・文化的な差別に反対する思想や運動
・The Combahee River Collective Statement(1977) 黒人女性が経験している抑圧は「女性」「黒人」のカテゴリーの内部の差異に注目する視点
・ジェンダー化された黒人の経験と、人種化された女性の経験を足し合わせてだけではない。クレンショーのインターセクショナリティは、カテゴリーの同一性を問い直す。
○ダイバーシティ・マネジメント
・ダイバーシティ、多文化共生_企業が競争において優位に立つための資源の多様性を指す言葉としての「ダイバーシティ」
・タイフード屋台モデル
多数派の利益のために消化可能、消費可能な際を動員するダイバーシティの形(いつもと違うものを提供してくれるものとダイバーシティのイメージを批判)多数派の利益最大化のため、少数派を消費。
・ダイバーシティ・マネジメント
リスクとなる差異の同定・排除と「安全な」差異の包摂を図る。リスクを特定(同定)して排除。
・選び取られたわけではない近接性の諸様態において差異を超えて共に生きること(Judith Butler)
・「ほとんどの時、あなたは芯から脅かされているように感じるし、そう感じないとしたらあなたは実際のところなんの連合もしていない・・・連合が好きだから連合に向かうわけではない。自分を殺すかもしれない人と組んでみようかとあなたが考える唯一の理由は、それ以外に生き延びる方法を思いつけないからだ」(Bernice Johnson Reagon)
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ありがとうございました。
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