出版記念セミナー、開催しました
10/17(火) 16-17時、オンラインにて拙著の出版記念セミナーを開催いたしました。
私の起業の先生であり、パートナー講師も務めさせて頂いているラーンウェルの関根雅泰さんにサポート頂き、進めさせてもらいました。
(関根さん、ありがとうございました!!)
株式会社明治の末吉さんから事例提供もして頂き、みなさん興味津々で聴かれていました。
(末吉さん、いつもありがとうございます!)
以下、セミナー中に関根さんが記入くださったチャットまとめを元に、内容をご紹介します。
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「障害のある方と共に働く」実践セミナー、スタートです!
●どこからご視聴されていますか?
栃木県です!
埼玉県比企郡ときがわ町からです。
東京都渋谷区からです!
じたくです!東京です!
大阪の自宅で在宅勤務しながら視聴してます
大阪で5人で受けています!
兵庫県です。
本庄です
東京都港区です
東京のオフィスです
東京中央区の会社です。
○本編
障害の「個人モデル」と「社会モデル」
「配慮はしても、遠慮はしない」
「障害」とは、「知らないこと」
「言葉・気持ち・感覚」で、見えない部分(氷山の下)を見ていく。
書籍で、障害特性についてあえて触れなかった理由の一つは、不要なラベリングを防ぐため。
人の情報処理の過程
認知の仕方
・継次処理
・同時処理
発達障害の方は、どちらかに偏る。
・障害の理解とは「困りごと」の理解
失敗経験が引き起こす二次障害
・失敗経験→自己評価の低下、自己経験→不登校、引きこもり
ここに教育が介入できる!
・上手く教えることで、成功体験を積ませられる。
「教える」とは、相手を「知る」こと、できると「信じる」こと。
知っておきたい教え方「教え方10か条(向山1985)」(後ほど資料を配布)
「教える」とは、「できる自分」に出会わせること
まずは「ほめる」ことから始めてみては。
ingで励ます。
「その調子!」「大丈夫できてるぞ!」
ほめられる側、ほめる側、双方に「ほめ」の効果がある。
雇用率だけでなく、定着率、ワークエンゲージメントも今後は重要になってくる。
「ほめ」とは、称賛だけでなく、感謝も含まれる。
教えるの第一歩
「ありがとう」から、はじめてみませんか?
●今後の課題
・専門性:教育領域の目線からより専門的な情報の提供
・主体性:チャレンジド本人への働きかけ
・支援性:支援者に対する支援も重要
●取組事例のご紹介
株式会社明治 人財開発部 D&I推進G 専任課長
末吉さやか さま
・明治製菓と明治乳業が、2011年に一緒に。
・食品セグメントの明治の取り組み
・D&I推進の考え方:DIAMONDプロジェクト
Diversity&Inclusion Activities~Meiji’s Open & New Directions
●チャレンジドの取り組みについて
・1万人を超える会社だが、特例子会社を持たずに法定雇用率達成中
・未達の事業所からお金を取って、達成した事業所にお金を回している。
・チャレンジド担当者会議の開催
・年に1回、横連携の場を作っている。
・汐中が講義を担当。「教え方」「配慮はしても遠慮するな」「力の引き出し方」「叱り方」
・プロでない中、手探りで実施ている。
・支援者が、講義を聞いたことで、自信がついた、間違えてなかったという声があった。
・23年2月会議講演での9割の高い満足度が得られた。
・チャレンジドERG:Employee Resource Group の活動
・パッチワーク Partner of Challenged Work
・「伝いたいこと」かるたの提示
・チャレンジド従業員の動画配信
・D&I強化月間・各種啓もう活動
・DMM:Diamond Meeting Month
・心のバリアフリー研修
・アクセシブルデザインセミナー
・アスリートを栄養で支える明治として、パラ陸コーチや、ラグビー選手から学ぶ機会を作っている
・アンコンシャスバイアスに関するショート動画を配信
・多様な社員の活躍ストーリーを、明治のウェブサイトで紹介
・雇用率を10年以上満たしているが、更に「雇用の質の向上」を目指している。
・チャレンジドに関しては、正しい知識、理解が重要。
・汐中の書籍は、社内でも共有していきたい。
●質疑応答
質問:本人の主体性を高める教育とはどんなものかお聞きしたいです!
・チャレンジドは、自分の強みに気づいていないことが多い。
・それを言語化して伝える。組織への貢献も含め。
質問:氷山モデルに記されていた「特徴的な行動・言動」と、「障害特性」の違いについて、今一度教えて頂けると幸いです!
・認知、入力の所に、特性があり、それが行動に繋がっている。
○終了!!
・汐中さん ありがとうございました!
・ありがとうございましたー!
・勉強になりました
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○アンケートでのご感想
障害のある子どもとの関わりから得た学びを広く社会に共有したい、という汐中さん想いを感じる本であり、セミナーでした!ありがとうございました!そして、お疲れさまでした! (株式会社Connecting Point 阿部様) |
・障害のことを詳しく話すのではない話で新鮮で面白かった ・過去の経験により自己効力感が低いかもしれないということは前提として持っておきたいと感じた ・強みに気づいていない方が多いとのことでingでできていることを言語化して伝えることを実践していきたいと思った (アマゾンジャパン合同会社 松田様) |
汐中さんらしくて、とっても面白かったですし、ライトな感じの中に超重要なことがてんこ盛りだったと思います。ありがとうございました。 全員顔出しを強制してもよかったかもですね。。。顔出しするのを遠慮してましたw ((株)カインズ・ビジネスサービス 矢野様) |
汐中さん、本日は貴重な講演を聞かせて頂きありがとうございました。 笑いのツボ(つかみ)が、所々にありクスっと笑いつつ、障害を持つ方が職場に定着するための大事なことを改めて認識することができました。 お話にあったように、褒めるのが上手だったり感謝の言葉を適切に伝えてくれる上司がいる事業所では、定着率が高かったり、職場の雰囲気も明るかったなと思いました。 また、支援者の支援については本当に仰る通りだと思いました。以前勤めていた組織では、経営層は法定雇用率ばかりに意識がいき、実際の教育は現場任せという状況でした。障害を持つ方の雇用を進めると同時に支援者側の支援の大切さがとてもよく理解できました。また、現場でのお話など聞いてみたいです。よろしくお願いいたします。 |
お話の中でも仰っていましたが、褒めるという部分については障害者雇用といったこととは関係なく会社で活用できる内容だなと思いました。 教えるという部分については、自分が子供との接し方で苦労をしている部分と似ているなと感じました。 |
教える=相手を知ること、相手を信じること、から、障がいのある方を特別意識するのではなく、私が組織で仕事をする上での基本としている「相手・仲間を知り、その人の個性や価値観を尊重すること」の実行あるのみに、気づきました。ありがとうございます。 |
1時間という限られた中で充実した内容でした。ありがとうございました。 |
チャレンジドに限った内容ではないなと感じました。D&Iや従業員エンゲージメント、働きがいといったことにもつながると思いますし、一般的な職場や家庭も含めた人と人との接し方、コミュニケーションに適応できる、適応していきたい内容だと感じます。 |
ご参加くださった皆さん、支えてくださった関根さん、貴重な事例をご提供くださった末吉さん、ありがとうございました!!!
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