セミナーに参加しました_250912

埼玉県の障害者雇用総合サポートセンターさん主催のセミナーに参加しました。
本ブログでも論文を何度か取り上げさせてもらっている、横浜市立大学の影山先生が「障がい者雇用は企業のイノベーションの鍵」というテーマで基調講演をされるということで、是が非でも参加したいと思い、浦和まで行ってきました。

↑影山先生の書籍ももちろん持っています。

差し障りのないと思われる範囲で、先生のお話について触れてみます。
・イノベーションには「心理的安全性」と「多様性」という2つの要因が必要
・日本はイノベーションが起きづらい。95年以降経済が低迷している一因
・日本は「多様性」が苦手。
・理由として、キャッチアップ型の日本的経営と空気を読む優秀な社員の存在
・障害者雇用により、コミュニケーションの改善、倫理観の生起、作業効率化などのイノベーションによる業績改善の事例
・人間関係の改善による業績向上することは、「ホーソン効果」などですでに明らかになっている
といった内容についてお話を伺いました。そのほか、障害者雇用による心理的安全性の高まりについても根拠をもとにお話をしてくださり、大変勉強になりました。
障害者雇用については、他の施策と比べ、組織の多様性の効果の文脈で語られることが多くないように思います。その理由の一つが、影山先生が研究されている「イノベーションの鍵」といった『メリットの側面』が企業にあまり知られていないからだと思います。
影山先生の研究に今後も追いかけさせてもらいながら、勉強していきたいと思います。
先生、ありがとうございました。
そして、同セミナーでは、事例発表でヤオコーさんの障害者雇用のお取り組みについてもお話を伺いました。
大きな会社さんが、障害者雇用に誠心誠意取り組まれている様子を窺い、とても感動しました。
素敵なセミナーに参加させていただき、ありがとうございました。
※参加者の中に、久々にお会いする方々もいてとても楽しかったです。
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